2011年5月26日木曜日

今の方向性について

こんにちは。

先週の木曜日に、エスキスチェックがありました。
毎週ビビってる行事です。

それで夏休み前の修士制作中間発表にどういった内容を提示するか、
長谷川先生と話をしました。

そこで今の時点で何を研究テーマとし、どういった制作をするか綴りたいと思います。

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研究テーマ
跡地を利用したランドスケープデザインの考察(仮)

説明
日本に存在する場所はほとんどどこでも以前は何かの跡地だった。
住宅だったり、墓地だったり、工場や学校、山、森、中には海だった場所もある。

しかし今そこの大地の上に存在しているものを見ても、
以前はなんだったのか、どういうコンテクストがそこにあるのかわからない。

それは過去から今に時間が流れる間に一度「更地」にその場所が変化するから。
例えば以下のような過程である。
「森」「更地」「住宅」「更地」「墓地」「更地」「学校」→・・・

近代になり環境問題や経済的理由の観点から建築においては
「リノベーション」や「コンバージョン」が注目されてきた。

その中でランドスケープデザインによるリノベーションが可能なのではないか、
という思いが出てきた。

海外においてはアメリカ、ニューヨークのハイラインや
ドイツ、ドュッセンドルフのルール工業地帯のエムシャーパークなどが
跡地から公園に変換されたランドスケープデザインの事例であるが、
日本においての事例はあまり存在しない。

日本の場合、建築ありきのリノベーション事例が多いが、
公共の場所として多くの人々に対して開かれている場所は少ない。

そこで公共の場所として公園的要素を含みながら、
跡地の魅力を使い何か違う機能を持った場所を計画できないだろうか?

それが可能か修士制作として、研究として考察してみる。

ハイライン

エムシャーパーク


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